GALLERIA PROVA



J.トレンツ・リャド原画展
豪華画集発刊記念~初来日より20年~ 終了



ヴィラファルネシナの階段




油彩 100×100(cm) 1991年   右上下は部分

ヴィラ ファルネシナ(ヴィッラ ファルネジーナ)は、16世紀初め、イタリアのシエナ出身の銀行家アゴスティーノ・キージが、バルダッサーレ・ペルッツィという建築家に依頼して建てた宮殿です。
ラファエロ、ペルッツィ、ピオンボといった、一流芸術家による古典主義を象徴するような壁画や天井画などの装飾が施されています。
ローマの名高い名所の一つであるのこの場所を訪れたリャドは、ルネサンス期の巨匠たちの作品に触れ、何を思ったのでしょうか? この眩い光と階段は、ルネサンス期のイタリアの象徴なのかもしれません。
光を描く表現方法が、完全に確立された作品とも言えます。


グラナダ




油彩 116×116(cm) 1990年   右上下は部分

スペイン南部のグラナダは多くのイスラム教徒たちが移り住んだ街でした。その中には高度な技術を持った職人たちがおり、当時の王が彼らを保護したことがきっかけでグラナダに高度なイスラム文化が開花しました。
そういう背景のもと造られたイスラム建築の最高傑作 アルハンブラ宮殿の庭園を、リャドは多く描きました。そしてそのほとんどが、庭園にふりそそぐ強い太陽の"光"であり、それによって躍動している草花でした。
複数の文化が融合して、新たな力として生まれ変わる。そんなエネルギーをリャドはこの土地から感じ取っていたのかもしれません。




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