ガレリア・プロバ

ガレリア・プロバ1989年11月発行「La Gazzetta 創刊2号」

NORMAN ROCKWELL EXHIBITION Summer 1989

第1回ノーマン・ロックウェル展

1989年7月14日から8月31日まで、南青山のプロバ本店で催されていたノーマン・ロックウェルの大個展は、大成功のうちに幕を閉じました。
総入場者数5000人を超えたこのロックウェル展に、猛暑の日も、台風で大雨の日も、たくさんのファンの方々がプロバを訪ねてくださいました。

初日に一番のりで来てくださった方で、若い頃ロックウェルの表紙のサタデーイブニングポスト誌を米軍キャンプで見つけて宝物にしていた方、ロックウェル・ミュージアムを建設し、そこにロックウェルのサンタの絵を入れたいと思っていた方、ロックウェルが永遠の目標であるため、駆け出しのころのロックウェルの作品をひとつ残らず模写し研究した、今では数々の名作を生み出している素晴らしいデザイナーの方、また何度も何度も通っては静かに絵を見て帰って行った方・・・涙ぐんだり、息をのんだり、笑ったり、どのお客様にも、素朴な感動を呼び起こしたロックウェル。


ガレリア・プロバがめざす“ハート・ウォーミング”にぴったりの個展となったのです。

いらしていただいた全員の方とはお話できませんでしたが、823名の方々がギャラリーでアンケートに答えて下さいました。

子供のころ初めて完成したジグソーパズルがロックウェルの絵柄だったという方、アメリカの留学先で見て感動したロックウェルの絵をまた日本でも見る事ができて嬉しかったという方、ロックウェルのようなイラストレーターをめざして頑張っている方、プロバに来るのに迷ってしまい、暑くて疲れ果てていたけれど、たくさんのロックウェルの絵を見たらすぐに元気が出てしまったという方など、私達プロバのスタッフも、読みながら思わず嬉しくて微笑んでしまうようなコメントをたくさんいただきました。

このアンケートの結果、ロックウェル展での人気トップ5作品は、右の表のとおりです。 お答えいただいた方のなかには、好きな作品をひとつにどうしても絞れないという方が何人もいらっしゃいました。

1位 Marriage License 婚姻届
2位 Runaway ランナウェイ
3位 Extra Good Boys and Girls サンタクロースの旅行計画
4位 After the Prom ダンス・パーティーの後で
5位 Discovering Santa ディスカバリング・サンタ

また、今まで画集や小物の絵柄としてしか見ることができなかったノーマン・ロックウェルの“本物”の原画や版画を見ることができて本当に良かったとおっしゃってくださった方が、驚く程沢山いらっしゃいました。

プロバのスタッフはこういったコメントから、絵画を紹介できる喜び、自分たちが感動したものを他人とも分かちあえる喜び、というものを改めて感じ、こういう仕事をしていて本当に良かったと思いました。
ロックウェル展は、リクエストに応えて第2弾を行うことにいたしました。詳しくは次のコラムを御覧ください。(Y.K)


ノーマン・ロックウェル「息子の旅立ち」 ノーマン・ロックウェル
アンコール・エディション


アンコール・エディションは、ノーマン・ロックウェルの遺作ともいえる最後の17点のリトグラフのコレクションです。

ノーマン・ロックウェル「締切り」 アンコール・エディションが刷り上がった1977年、サインを入れる前にロックウェルは病床に伏してしまいました。
自分にもしものことがあってもこの17点のリトグラフをぜひ広く人々に愉しんでもらいたいという願いがあったため、ロックウェルは病院のベッドから、これは確かに自分の認めたリトグラフであるという証明の手紙をしたためました。

ノーマン・ロックウェル「マーブルズ」 1978年、残念なことに完治することなく彼は他界してしまいましたが、最後の願いが込められたこのアンコール・エディションは、直筆サインこそありませんが、紛れもなく彼が私たちに残してくれた遺産だと言えるのです。

アンコール・エディションの全17点のうち3点がすでに発表されており、これからも3か月に1点のペースでリリースされていきます。

上右 ノーマン・ロックウェル「息子の旅立ち」
中左 ノーマン・ロックウェル「締切り」
下右 ノーマン・ロックウェル「マーブルズ」

SATURDAY EVENING POST COVERS

Winter 1989
アメリカン・ドリーム展でポスト誌の表紙を一挙公開
ラ・ガゼッタ創刊号で大特集を組んだばかりのノーマン・ロックウェルがまたまた登場です。

おかげ様で前回の個展も大成功に終わりその後百貨店、ホテル、その他の企業からロックウェル展の依頼が殺到。
アメリカだけでなく日本での根強い人気もここに証明されました。

さてそこで彼の作品にぴったりのクリスマスシーズンを選び、ノーマン・ロックウェル展第2弾をお届けしたいと思います。

今回はロックウェルの仕事の大半を占めたといわれるアメリカの有名週刊誌“サタデーイブニングポスト”の表紙に的を絞り、彼が47年間にわたり描き続けた全323冊を、なんと一挙公開するという超スーパー大型企画となりました。

世界広しといえどもこのコレクションを見ることが出来るのは、フィラデルフィアにあるノーマン・ロックウェルミュージアム(前回紹介したところとは別)とガレリア・プロバだけ。
フィラデルフィアの美術館はこのポスト誌のみの展示で入館料をとっている程ですから、この内容がどれだけ充実しているかがおわかり頂けると思います。

そしてもう一つの楽しみは、アメリカ直輸入ロックウェルミュージアム(ストックブリッジ)のオリジナルグッズ。
クリスマスにぴったりのかわいい小物をたくさんご用意させていただく予定です。

毎年プレゼントに頭を悩ませている方も少なくないはず、是非この機会を御利用下さい。
前回のロックウェル展に何度も足を運んでくださった方はもちろんのこと、残念ながら見逃してしまったという方、又それほど興味を持っていないという方々も、とにかく一度ご覧下さい。
必ずロックウェルの優しさに感動することでしょう。(M.I)

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このページは1989年11月25日にガレリア・プロバから発行された「La Gazzetta 創刊2号」の内容を掲載したものです。


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