ホアキン・トレンツ・リャド版画WEB美術館
J.トレンツ・リャド「ジヴェルニーモネの家」


芸術的な好奇心というものは、理解できる。
だが、時としてそれは私にとって、強奮(rape)のように思える。

これは、“ジヴェルニー”の庭の中や、モネの家で私の様に長い時を過ごした人達の感じることなのである。

人間というものは、心の奥では、巨匠の作品を鼓舞したその精神より、その人の日常の生活に一層興味を持つものである。
この作品の中に私は、生活が続けられているかの様にあえて、距離感を創り上げた。

実際、中で「生活」というものが有ろうが無かろうが、この風景は私の魂を揺さぶり続け、変わらずにある存在、
というものを感じさせてくれるのだ。

『J.Torrents Llado vol.3』より

ジヴェルニーモネの家
Giverny Monet's House
シルクスクリーン
71.0x71.0(cm)
KATO ART STUDIO/ LA, 1990